VOICE 応援メッセージ

友人や各業界の方々から様々なお声をいただきました。

彫刻家 三澤 憲司

青柳先生と私は、30年前に『三澤憲司の世界 アートフォアパブリック ー彫刻ー 』出版の仕事で、日本中の私の作品を撮影するため3ヶ月間、一緒に旅をした素晴らしい思い出がある。日常=旅=アート、そして撮影はゴールという関係で、そのゴール目指して両者はしのぎを削った。

私は彫刻を作るコンセプトやモニュメントの位置付け、環境、スポンサー、経済効率、社会的意義考えつつ、今日性、未来性を踏まえて作品化させなければならない。一方、彼は、作品自体そのものを見つめ、美に焦点を合わせ鷲掴みにする。その姿勢は一貫して、被写体を矢のように貫き今も色褪せない。作品集は、青柳調の色濃く出た、格調高い、私の意図を見事に組んだ芸術性の高い作品集となった。今後、写真学校で後輩たちを輩出する鬼才の眼に期待したい。